今回から数回にわたって
(たぶん2〜3回で完結できると思います。)
私自身が自分を実験台にして
【即興演奏セラピー】を自分に施した
Before & After(ビフォー・アフター)
をお話しようと思います。
*
2010年10月19日
一人でいると死のうとしてしまう自分が
自分で恐くなり、私は
とある総合病院の精神科に駆け込みました。
「情緒不安定性パーソナリティー障害」
と診断されました。
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世間的には
「境界性パーソナリティー障害(BPD)」
のほうが有名なようです。
これらは、
世界保健機関(WHO)と
アメリカ精神医学会とで
病気の分類の仕方によって呼び方が違うだけで、
まぁ、似たような病気だと思います。
参考(ウィキペディア)
> https://ja.wikipedia.org/?curid=81203#アメリカ精神医学会
興味有る方は、『17歳のカルテ』という
若き日のアンジェリーナ・ジョリーと
ウィノナ・ライダーのW主演の映画を観れば、
この病気のイメージがつかめると思います。
> https://itunes.apple.com/jp/movie/17歳のカルテ-字幕版/id475357218
*
で、その後、ドクターの勧めで、
- 通院、薬物療法
- 臨床心理士による心理カウンセリング
- 仕事は辞めて自宅療養(落ち着いてきたらアルバイトOK)
という日々が始まりました。
(本当は入院させて欲しいと訴えたのですが、、、)
*
当時、私は27歳でした。
病気になった、そもそもの原因は、
とある恋愛関係上の問題から
私が勝手に【悪夢の未来】を創りだしてしまって
その悪夢が脳裏に焼き付いて
離れなくなってしまったことです。
今考えても
> https://ja.wikipedia.org/?curid=81203#アメリカ精神医学会
に記載されている9項目全ての症状が
見られたと思います。
そんな状態でしたので、
家に一人で居ても、居てもたっても居られず
暴れまわっていました。。。(苦笑)
木のベッドとか、椅子とか、他の家具とか
ボロボロになりました。。。(苦笑)
ずっと、
泣いたり叫んだり暴れたりしていました。
ただ、投薬された薬の副作用の眠気が強烈で
薬を飲むとすぐに眠ってしまっていたので
イライラ→暴れる→薬飲む→変な時間に寝て起きる→寂しさや怒りに襲われる→また薬飲む・・・
みたいな状態でした。
本当に始末が終えませんよね、
今冷静に考えると(苦笑)。
週1回のカウンセリングなんて、
全然足りないと感じていました。
で、ふと、たまたま落ち着いている時に、
「そうだ、スケッチブック買いに行こう」
と思い立ち、文房具店から2冊買ってきて
とにかく心の中にあるものを全て
スケッチブックに吐き出し始めました。
今考えると
この2冊のスケッチブックが私を救いました。
誰にも見せるわけでもないし!! と開き直り、
誰にも遠慮せず、自分に完全に正直になり、
たとえば、
「殺したい」「死にたい」
と思ったら、そう書く。
「寂しい」「ムカつく」
と思ったら、そう書く。
時には文字で。時には詩で。時には絵で。
これもひとつの
【言葉にならない想い】を
吐き出す作業だったと言えます。
(≒「紙に書き出すマインドフルネス」とも。)
***
そして、このスケッチブックと共に、
私を救ってくれたもうひとつがピアノでした。
1月3日号の音声の中でもお伝えしましたが、
手のひらをグーのカタチにして鍵盤を殴っていました。
私の心の中には、いろんな想い、いろんな感情、
欲求、欲求不満、怒り、恨み、絶望などが渦巻いていていました。
↑↑↑
当時のiPhone3Gで撮影した、当時使っていた電子ピアノ。
今も私の部屋にあります。。。
残念ながら、最も私が荒れていた頃の音源は、
どのハードディスクを探しても
どのストリーミングサイトを検索しても
残していませんでした。
いつかのタイミングで消していました。
ですので、
今回は、
だいぶ落ち着いてきた頃ではありますが、
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2011年11月14日の音源を公開したいと思います。
↓↓↓
http://afourboy.heteml.jp/mindful-music.jp/mp3/20111114.mp3
(私の両手の10本の指が鍵盤を右往左往しながら
絶望と希望を訴えようとしているようにも聞こえます。。。)
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スケッチブック、ピアノ、
それ以外にも
- 「カウンセリングサービス」というwebサイト
- 臨床心理士による「睡眠サイクルの修正」
- 精神保健福祉士による面談
- 図書館通い
- 短期アルバイト
- ハローワークでの適職相談
- 法テラス紹介弁護士による自己破産手続き
- 母親からの支援
などなど、様々な要因が
私を回復させてくれることになるわけですが、、、
(つづきは次号へ)