ストレスに強くなれる!マインドフルネス瞑想の正しいやり方

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「瞑想がストレス解消になるらしいよ!」なんて聞いて調べてみたものの、やり方がたくさんありすぎて、「結局何をすればいいのか分からない…!」とか、「肝心のストレスはちっとも無くならないんだけど…!」などと、余計にイライラしていませんか?

現在、欧米では「マインドフルネス瞑想法」が、ストレスの低減効果が実証され、医療や教育やビジネスの現場で広まっています。けれども、そのやり方や効果を、日本語で正確に紹介しているwebサイトは、まだ、ほとんど無いようです。

私自身は、「マインドフルネス瞑想法」を始めて、約9ヶ月経ちますが、きっかけは、かかりつけ医から言われた、強烈な一言です。

「ストレスに強い心と体を作っていきましょう。でないと、しょっちゅう病院に来ないといけなくなりますよ。」

そして、そのドクターから「呼吸を数える瞑想」を勧められたので、素直にやってみました。何しろ、私にとって、病院は「しょっちゅう行きたい場所」ではありませんでしたから。

以来9ヶ月、瞑想やヨガを取り入れた、日々のストレス対策ができるようになり、実際、ストレスも、いつの間にか感じなくなっています。不思議です。というか、もはや病みつきです。

というわけで、この記事では、マインドフルネス瞑想の最も基本的な2つの瞑想法と、それを日常で実践するための具体的な情報について、解説しています。

「もぅ、いい加減ストレスをなんとかしたい!」とお悩みのあなたには、ぜひ、「マインドフルネス瞑想法」を、実際にやってみることをオススメします。続けていれば、いつの間にか、心も体も前向きに変化しているご自身に気づく日が、きっと、やって来ますよ!

1. 「マインドフルネス瞑想法」とは

まずは、欧米でリラクセーション効果が証明されているという、「マインドフルネス瞑想法」とは、一体何かについて、ざっくりとした概要をお伝えします。

1-1. 「瞑想」とは

enlightenment-154910古くから、世界の幅広い宗教地域で発展してきた「心のトレーニング」の一つです。仏教、ヒンドゥー教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ジャイナ教・・・など、世界のほとんどの宗教でみられます。そのため、その伝統や思想によって、やり方やスタイルは様々です。

たとえるなら、「入浴」の習慣やスタイルが国や地域によって違っているのと同じです。

1-2. 「瞑想」の分類

現在、宗教を超えて、一般社会にも広まっている瞑想法は、主に次の2つに分類できます。どちらも、身体的なリラクセーション状態を引き起こすことが、実証されています。

マインドフルネス瞑想

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(コレ1冊でOK!オススメです☆)

約2500年という悠久の歴史を持つ、仏教がルーツだとされていて、日本から世界へ伝わった「禅」もミックスされているようです。

やり方は、呼吸に注意を集中しながら、心や身体を観察するという方法が基本です。ジョン・カバット・ジンという人が、「マインドフルネスストレス低減法(MBSR)」としてを開発し、医療分野で成果を上げたことから、教育やビジネスの分野にも広がりました。

現在、世界に広まっている「マインドフルネス」を冠する瞑想は、ほぼ全て、MBSRから一部を取り出してアレンジしたものです。

超越瞑想

(一読の価値有り)

ヒンドゥー教のヴェーダという教えがルーツのようです。やり方は、マントラなどの言葉を唱えることで、心を落ち着けるという方法で、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーという人が開発したテクニックとして有名です。

ただ、学び方が限定されているため、私自身はまだ実践したことがありません。

1-3. 「マインドフルネス」をオススメする3つの理由

瞑想法は、上記2つの他にも、ありとあらゆる技法がありますが、その中でも、「マインドフルネス」が最もオススメです。その理由は、主に3つあります。

理由1. 安全、安心

断食したり、改宗したり、禁欲したりする必要は全くありません。

理由2. コスト¥0

何も買い足す必要はありません。このwebページを見ながら、今すぐにでも始められます。

理由3. 効果保証済み

スタンフォード大学を始め、世界トップの研究機関がこぞって、ポジティヴな効果を認め、奨励しています。

1-4. 「マインドフルネス」とは

それでは、「マインドフルネス」とは、一体、どういう意味なのでしょう??

定義としては、ジョン・カバット・ジンの以下の説明が最も有名です。

Mindfulness means paying attention in a particular way: on purpose, in the present moment, and nonjudgmentally.

(引用者訳:マインドフルネスとは、意図的に、今この瞬間に、判断せずに、注意を払うこと)

<<Jon Kabat-Zinn “Wherever You Go, There You Are” p.4>>

この定義には、重要なポイントが3つ含まれています。

ポイント1. 「意図的に」注意を払う

普段、ほとんど無意識に行っていること、たとえば歯磨きのような行動にさえ、注意を払う、という意味です。

ポイント2. 「今この瞬間に」注意を払う

過去を後悔したり、未来を心配したりするのではなく、「今この瞬間」に起きている自分の内面や周囲の現実に対して、注意を払う、という意味です。

ポイント3. 「判断せずに」注意を払う

好き・嫌いや、先入観や、価値観といったフィルターを通さずに、ありのままの現実を受け入れる、という意味です。

つまり、「ありのままの現実を受け入れ、今に集中して向き合えるスキルを養う」のが、「マインドフルネス瞑想」の本来の目的というわけですね。

(参照:「マインドフルネスとは何か?その正しい意味が知りたい人へ」)

1-5. 「マインドフルネス瞑想」の4つの効果

そもそもほとんどの瞑想は、その最中に生理的なリラクセーション反応を引き起こし、継続するほどストレスからの回復力(レジリエンス)が高まっていくことが、確認されています。

それに加え、「マインドフルネス」による効果として、次の4つが挙げられます。

効果1. 「注意コントロール」スキルの向上 → 目標達成

books-1015594_1920仕事や勉強、貯金やダイエットなど、目標達成に努力を要する分野では、衝動や欲求から注意を意図的に逸らし、集中力をキープする力が不可欠です。

マインドフルネス瞑想によって、注意と感覚処理に関連する脳の皮質領域(前帯状皮質等)が発達することが報告されていて、ADHDに対する治療法としても注目されています。

効果2. 「感情コントロール」スキルの向上 → 幸福な人間関係

lovers-1020172_1920幸せな人間関係を築いていくためには、相手や自分の思考や感情に巻き込まれずに、冷静に観察する力が必要となります。

人間の脳内では、扁桃体という部位が暴走することで、理性的な判断力を奪うことが知られていますが、マインドフルネス瞑想によって、その扁桃体の活動を抑えられることが確認されています

効果3. 「心と身体への感受性」の向上 → 思いやりの心を育む

heart-1013913_1920日々健康に過ごすためには、自分の身体からのサインに常に気づく必要があります。そして、自分の健康に敏感になれるほど、他人の健康状態や感情を気遣う、思いやりの心を育むことに繋がります。

マインドフルネス瞑想によって、内受容感覚を司る脳の領域(前部島皮質等)の活性化が確認されています。

効果4. 「自己肯定感」の向上 → 自他を愛する心を育む

earth-1013746_1920「全ては変化する」という「悟り」が仏教の根本思想であるとされています。そして、これは、科学的にも真実であり、瞑想の中で経験できる、最も重要な気づきとなります。

この「悟り」が「今この瞬間」を受け入れる心の強さを作ります。そして、この心の強さが、「今のありのままの自分や環境」を愛する心に変わるわけです。

2. 基本的な2つの瞑想のやり方

さて、それでは、「マインドフルネス瞑想」の最も基本的な、2つの瞑想法をご紹介します。

「マインドフルネスストレス低減法」の正式プログラムである「ボディスキャン」「ヨーガ瞑想法」「歩く瞑想」「食べる瞑想」も、全ては、心(頭)の中で行う、この2つの瞑想がベースになっています。

この2つの瞑想法は、例えるなら、車の両輪のようなものです。両方が必要になります。

2-1. 集中する瞑想(サマタ瞑想)

まずは「自分の呼吸に注意を集中する」瞑想を行います。主な目的は、「今に集中する心」を育てることです。仏教の伝統では「サマタ瞑想」と呼ばれています。

<<参考:ジョン・カバット・ジン著『マインドフルネスストレス低減法』p.110

「静座瞑想のエクササイズ1ー呼吸と共に座る」>>

ステップ1. 呼吸に注意を向ける。

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「呼吸に注意を向ける」とは、「息を吸ったり吐いたりしている自分の身体に注意を向ける」ということです。

呼吸のたびに、お腹が膨らんだり萎んだりするのが分かるでしょうか? 分かりにくければ、手をそっと当ててみてください。

あるいは、鼻孔の裏の感覚を探ってみてください。息を吸ったり吐いたりするたびに、鼻孔の裏に空気が触れるのが分かるでしょうか??

ステップ2. 呼吸から注意が離れたら、それに気づく。

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呼吸に集中しているつもりでも、いつの間にか、心の中で考え事をしていることに気がつきませんか??

たとえば、過去の記憶が浮かんでいるかもしれませんし、明日の仕事の心配とか、人間関係の悩みとか、テレビで見た番組のワンシーンとか、「退屈…つまんない…!」なんて思っていたりとか・・・etc

心の中では、絶えず、いろいろな考えが、浮かんでは消えていきます。そんな思考や感情に巻き込まれていることに、気づけるでしょうか??

ステップ3. 呼吸に注意を戻す。

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注意が呼吸から離れていることに気づいたら、そっと呼吸に注意を向け直します。

今すぐ「呼吸に集中するマインドフルネス瞑想」を、以下のビデオを見ながら、実際にやってみましょう。20分ほどの時間があれば可能です。

2-2. 観察する瞑想(ヴィパッサナー瞑想)

「呼吸に集中する瞑想」がある程度できるようになったら、次は、「心の中を観察する瞑想」を行います。この瞑想の主な目的は、「ありのままの現実を受け入れる心」を育てることです。仏教の伝統では「ヴィパッサナー瞑想」と呼ばれています。

<<参考:ジョン・カバット・ジン著『マインドフルネスストレス低減法』p.112

「静座瞑想のエクササイズ1ー心の中の思いと共に座る」>>

ステップ1. 呼吸に集中する。

samatha1まずは、目と口を閉じ、呼吸のたびに変化するお腹や、空気が出入りする鼻孔の感覚に注意を向け、心が落ち着いてくることを感じ取ってください。

ステップ2. 心の中を観察する。

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次に、呼吸に注意を集中させながら、心の中に浮かんでくる感情・思考・身体的な感覚を、観察してみましょう。

たとえば「退屈だ…」と感じたら、そう感じた「気持ち」を観察してみてください。誰かと口論して感情的になってしまった記憶が浮かんできたら、その浮かんだイメージを観察するようにしてください。身体のどこかが痒くなったら、実際には掻かずに、その「痒み」という身体的な感覚を観察してください。

ステップ3. 呼吸に注意を戻す。

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心の中を観察することは、つまり、全てを受け入れることを意味します。これには、エネルギーや集中力が必要な場合があります。

ですので、「観察する瞑想」の最後には、もう一度呼吸に注意を戻し、心が落ち着いていることを確認しましょう。

ところで、そもそも、どうして「観察」なのでしょう…??「観察」だけで、具体的な問題が解決するのでしょうか…?? そんな疑問を持たれたあなたは、次のビデオを是非ご覧ください。

次のビデオでは、主に「観察すること」に焦点をあてて、10分間ほどの時間で、掘り下げて解説しています。そのあと、実践してみることができるように、3部構成の瞑想音楽(約17分間)を収録しています。

ゆっくり時間を取って、是非、一度試してみてくださいね。きっと、様々な「気づき」があるはずです。

3. 注意する6つのポイント

3-1. 呼吸をコントロールしようとしない。

例えば「必ず6秒かけて息を吐く」とか「深い呼吸を意識する」などと、無理やり呼吸のリズムをコントロールしようとするのは、マインドフルネスでは行いません。

人によっては、めまいがしてきたり、胸が苦しくなったりすることがあります。もし、そうなってしまったら、一旦、自然な呼吸に戻すようにしてください。

3-2. 雑念を追い払おうとしない。

私たちは、仲の良い誰かと会話をしている最中でさえ、時々、他のことを考えてしまうことがあります。また、仕事や勉強中にケータイが気になったり、不安なことが頭から離れずに眠れなくなったり、といったことは多くの人が経験済みでしょう。

このように、集中するべき対象から注意が逸れる心の動きは、「マインド・ワンダリング」と呼ばれていて、研究者の間では、「脳のデフォルトモードではないか」とさえ言われているぐらい、余りにも強力な、脳の作用なのです。

ですので、「他のことは一切考えてはいけない!!」などと、浮かんだ考えを無理やり追い払おうとしないでください。

3-3. 何かをしたくなっても、行動には移さない。

ケータイを見たい、身体のどこかが痒い、姿勢を変えたい、眠くなってきた・・・etc.

そんな時こそ、実は、心を鍛えるチャンスです。衝動や欲求に引きずられそうになっても、とりあえず今は無視して、呼吸に注意を戻してください。

たとえるなら、図書館で誰かが大声でしゃべっていても、自分は静かに勉強に没頭するようなイメージです。

瞑想中に何かを考えるのは、悪いことでも望ましくないことでもありません。問題は、考えていることに自分が気づくかどうかということ、そして気がついた時点でどうするかということなのです。

<<ジョン・カバット・ジン著『マインドフルネスストレス低減法』p.104>>

3-4. 判断や批判をしない。

私たちは、日頃から常に、「好き嫌い、先入観、思い込み、価値観、恐れ、欲求…etc」などといったフィルターを通して、現実を見ています。つまり、常に色メガネをかけた状態で、この世界を見ている、ということです。

そこで、まずはそのことを認め、その色メガネを外して、曇りのない目でこの世界を観る努力をするわけです。

3-5. 考え込んだり、抵抗したり、巻き込まれたりしない。

たとえば、明日の仕事に対して、不安や焦りといった感情が浮かんでくると、「何とかしなければ」という気持ちになったり、その原因について考えこんでしまったりするかもしれません。

そういう思考や感情が浮かんだら、それをそのまま観察するのです。次から次へと、違う考えが浮かんでは消えていく、その様子を目撃してください。

とにかく心とは、好き放題暴れまわるモンスターだと思えてくるほどです。

ですが、瞑想中は、そのモンスターと闘おうとはせず、かといって、無視したり目を背けたりするわけでもなく、とにかく、ただその様子を観察するのです。

3-6. 観察しているときも、常に、呼吸への集中はキープするようにしてください。

心の中をありのままに観察する、ということは、時には、目を逸らしたくなるような自分の醜い考えと向き合うことになったり、あるいは、まだ傷が癒えていないような過去の出来事がフラッシュバックしたりすることもあります。

そんな時は、鼓動が高ぶって、呼吸も早くなりそうな感覚が、身体からのサインですので、しっかりと呼吸への集中をキープさせるようにしてください。

(※専門家の助けが必要だとご自身が感じる場合は、決して無理をせず、カウンセラーやドクターに相談するようにしましょう。)

4. 実践のためのアドバイス

次に、この2つの瞑想を、日常生活にどのように取り入れていけば良いのか、具体的にお伝えします。

4-1. 正しい姿勢とは??

実のところ、伝統的な仏教瞑想と違い、「マインドフルネス瞑想」では、必ずしも床に座って脚を組む必要はありません。

最善の瞑想姿勢というのは、隙がなく、しかもリラックスした状態を長時間保てる姿勢だ。

<<チャディー・メン・タン著『サーチ・インサイド・ユアセルフ』p.74>>

4-1-1. 仰向けに寝る(シャヴァ・アーサナ)

(yogajournal.com)

最も効果を感じられるのは、実はこの姿勢です。10分間ほどで充分です。本当に、驚くほどの効果があります。

「シャヴァ・アーサナ(Shavasana)」とは「死体(屍)のポーズ」と呼ばれている、ヨガのポーズの一つです。マットや絨毯などを敷いた平らな床の上に、まさに「大の字」の姿勢で仰向けになって、頭の中では瞑想を行います。これでOKです。

(※眠くなってしまう場合は、脚を閉じるといいそうです。)

4-1-2. 床に座る(蓮華座)

(yogajournal.com)

言わずと知れた、「蓮華座のポーズ」(パドマサーナ)です。「meditation(瞑想)」というワードで画像検索をすると、9割以上はこのポーズか、これに近いポーズをしています。つまり、伝統的な瞑想では「正しい姿勢」とされているようです。

しかし、椅子に座り慣れている一般的な人たちにとっては、これはかなり困難な姿勢です。やってみると分かります。私の場合、10秒もキープできませんでした。(それ以来、チャレンジしていません。)

そして、いろいろな瞑想を教えるビデオや本を確認してみても、この姿勢を「強制」しているガイドは見たことがありません。

それは、身体がリラックスできず、心もイライラしてしまうような状態は、瞑想が目指す目的ではないからです。

4-1-3. 椅子(またはクッション)に座る【入門者向け】

(yogajournal.com)

私も含めた、一般的な人にとって最も取り組みやすい姿勢です。注意するポイントは、

  • 背筋を伸ばす
  • 首は背骨の真上に乗せる
  • お腹はリラックスさせる

などが挙げられます。

その理由は、上半身が真っ直ぐ伸びた姿勢は、腹部で横隔膜が動くスペースを作りやすいから、と言われています。

ただ、これも、完璧にこの姿勢を再現させようと躍起になる必要はありません。変に緊張して身体がガチガチになってしまっては意味がありませんから。

4-2. 時間は、どれくらい必要??

瞑想する時間は、どれくらいがベストなんでしょう…?? 私の経験と、多くの資料から総合すると、だいたい次のようになります。

「30秒」

呼吸を感じてみるには、最適な時間です。

「3分」

今すぐ心を落ち着けたいときには、最適な時間です。

「15分」

毎日の習慣にするには、最適な時間です。

最初は、「15分」から始めてみましょう。お気に入りの音楽か、自然音などを取り入れたリラクセーション用の音楽で15〜20分ぐらいのプレイリストを作れば、非常に効果的です。

4-3. 期間は、どれくらいで効果があるの??

私の場合は、初めてやってみた直後に、その効果を感じました。以下は、あくまで目安ですが、日々瞑想を習慣づけていけば、必ず効果が現れてきます。

「15分1回のみ → 直後〜半日ぐらい」

仕事や人との会話など、一つ一つの場面で、落ち着いた行動が可能になります。

「一日15分 × 4週間ぐらい」

自分にとって効果があるやり方や、都合のいい時間帯などが見つかってきます。だんだんと、オリジナルな「リラクセーション・メニュー」を作れるようになります。

「一日15分 × 半年以上」

感情と理性のバランスが取れるようになってきます。不健康な習慣(例:過度なアルコールなど)が我慢できたり、人間関係を悪化させることも、なくなってきます。

4-4. 時間帯は、いつが一番効果があるの??

一日の中で、瞑想するベストな時間帯やタイミングは、いつなんでしょう…?? これも、私の経験と、多くの資料から総合すると、だいたい次のようになります。

「朝」

一日を通して穏やかな集中力をキープできます。

「夕方」

身体疲労の回復と、気持ちの切り替えを、同時に達成することができます。

「寝る前」

眠れないときは、一旦椅子に座って、15分ほど瞑想してみると、その後眠りに落ちることができます。(※瞑想中に眠るわけではありません。)

「スキマ時間」

たとえば、通勤途中に歩きながらとか、慣れてくれば、エレベーターを待っているちょっとした時間、PCの起動を待っている時間、などといった「スキマ時間」でさえ、実践することが可能です。

5. 起きやすい問題と、役に立つテクニック

5-1. 呼吸に集中できない時・・・呼吸を数える

これは、気を散らそうとする感情や思考が非常に強力な時に、呼吸への集中をキープできるテクニックです。

私自身も、実は、このやり方から始めました。きっかけは、かかりつけ医に勧められたことです。今でも、心を落ち着かせたいときに活用しています。

方法は、「吸って、吐いて」これで「1」です。これを「10」までカウントすれば、また「1」に戻ります。count_breath

5-2. 上手く観察できないとき・・・メタファーを使う

メタファーとは、たとえのことです。次のように、心の中でイメージを浮かべます。

  1. 何か考えが浮かんだら、それを砂浜に書きます。それを海の波が消していきます。何か浮かぶ度に、それを砂浜に書き、波がそれを消します。その様子を、あなたはただ見ているだけです。
  2. 何か考えが浮かんだら、それを雲の上に乗せます。だんだん雲が遠くへと消えていきます。何か浮かぶ度に、それを雲の上に乗せ、やがて消えていきます。その様子を、あなたはただ見ているだけです。
  3. 同じように、たとえば小川を流れる笹の上、とか、木の枝から舞い落ちる葉っぱの上などに、浮かんだ思考や感情を乗せ、自然の成り行きに任せるイメージを作るのです。

a〜c、どれを使ってもいいです。あなたのイメージしやすいメタファーを使いましょう。

これは、本当に効果があります。非常に有効です。

たとえば、誰かと口論したりして、感情が高ぶる強烈な経験をしたせいで、なかなか心のモンスターが凶暴なときなどに、私も多用しています。

※これは、「思考を和らげる(Thought Defusion)」という技法で、マインドフルネスを取り入れた認知行動療法の一つ「ACT(アクセプタンス・アンド・コミットメントセラピー)」で実際に成果を上げているものです。

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5-3. 習慣化できないとき・・・音楽を利用する

適切な音楽を使うことは、瞑想の効果を倍増させる効果があります。

5-3-1. 瞑想で音楽を使う3つのメリット

メリット1. 時間を作りやすい

ほとんどの音楽には「時間」という枠組みがあります。なので、忙しい日常の中でも、強制的に時間を作ることができるわけですね。

5分ほどの曲を3曲つなげたプレイリストを作って、「とりあえず、この音楽が止まるまでは目を閉じて、やってみよう」といった軽い気持ちで始めてみるのがいいと思います。

私もまさに、そのやり方で始めました。

メリット2. 習慣化しやすい

瞑想するときに、同じ音楽を使い続けていれば、そのうち、その音楽を流し始めただけで、身体が条件反射的に、瞑想へ入ることができるます。

そのため、すんなりと習慣化していくことができます。

メリット3. リラックスしやすい

適切に選ばれた音楽は、身体の緊張を和らげる効果があります。

特に、「静かな音楽」「テンポがゆっくりな音楽」「激しい曲展開がない落ち着いた音楽」は、一般的には、自律神経に影響を与え、心拍数を下げたり、不安を軽減させたり、筋肉の緊張が緩和したり、といった生理的な反応を引き起こします。

※ただ、一方で、音楽による生理的な反応には、大きな個人差があることも分かっています。そのため、たとえ、リラクセーション用の音楽だったとしても、瞑想の最中に、音楽のせいで逆に気が散ったり、とある不快な記憶が連想されたりしないか、といった点に、充分注意する必要がありそうです。

(参考:「瞑想で使える音楽が見つかるYouTubeチャンネル10選」)

5-3-2. オススメの曲

music-1013975_1920Google Play Musicを定期購読されている方は、左の画像をクリックすると、私が普段使用しているプレイリストを聴くことができます。

これを聞いてみて、ちょっとやりにくいな、と思った方は、「瞑想で使える音楽が見つかるYouTubeチャンネル10選」で使えそうな曲を探してみてください。

6. まとめ

以上、かなりのボリュームの記事になりましたが、基本的な2つの瞑想法と、その実践の仕方について、ご紹介してきました。

いかがでしたでしょうか。

そもそも、ストレスという現象は、人によって様々ですので、対処するやり方も人それぞれ違っています。あなたのライフスタイルや効果の度合いに合わせて、好きなようにアレンジしながら、是非、継続してみてください。

心(頭)の中で行う上記2つの瞑想さえ外さなければ、あとは、身体をどのように動かすか、をアレンジするだけです。あなたの身体が今どこにあって、どんな姿勢をしていたとしても、あなたの呼吸、そして、心に湧き上がってくるあなたの感覚・感情・思考を、ただ観察してやる態度になること、それこそが「マインドフルネス」です。

この記事が、あなたにとって、心身の健康と幸せな人生を作るきっかけになれば、私にとっても本望です。それ以上の喜びはありません。

それでは、ありがとうございました。

(ご質問やご相談などは、eメール:hello@mindful-music.jp もしくは、コメント欄に書き込みいただけましたら、お返事させていただきます。)

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2件のコメント

  1. 初めまして、中村 元氣と言います。
    昔 氣功の瞑想の時 マントラを唱えながら 身体の部位を意識して行く方法をやっていましたが、何か似ているような気がします。
    いろんなことを この記事により再確認できました、有難うございました。

    今後ともよろしくお願いいたします。

    1. 中村さま。
      初めまして。コメントありがとうございます。
      氣功の瞑想のご経験が、お有りなんですね。

      共通しているものに、
      マインドフルネスでは「ボディスキャン」と呼ばれるものがあります。

      身体の各部位から湧き上がってくる感覚を、感じ取る練習で、
      普段、いかに身体を無視して生活しているかを痛感します…。
      (今後、記事にする予定ですので、お楽しみに!)

      また、お気づきになったことを、是非、親しい人たちに話してみてください。
      きっと多くの発見があると思いますよ。

      こちらこそ、今後とも宜しくお願いします。

      (今後の更新を逃さないよう、よろしければ、
      http://mindful-music.jp/
      をブックマークしておいてくださいね☆)

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